JOHN KANAYA Couture
本物は美しい
「幸せ」という共通のゴールはあるが、道のりは人それぞれ。時には全力疾走したり、間違った方に行ったり、サボったり、調子に 乗ったり、休憩したり、逃げたり、見えない何かに反発したり。気が済むまで涙を流す時間も筋肉痛になるくらい笑う時間も必要。そんな時に一緒にいてくれる本当に大切な人の温もりを感じたり..
人と比べていても何も変わらない。
あたり前の日常への「感謝」の心の積み重ねがきっと
ささやかさの中にある「最善」「最愛」「最高」の解像度を上げてくれる
不完全でも良い、精進を重ねる事こそが尊い
ネット検索をすればすぐに「正解」が手に入るこの時代
時には「完璧」や「正解」から目を背ける方が人生を面白くするかもしれない
葉巻を嗜む一連の所作が体に馴染んできた頃、片燃えや、ドローの悪い葉巻に出逢うことがある。トルセドール(葉巻を巻く職人)は技術と経験により4つの階級に分けられ、ランクによって巻ける葉巻の太さや大きさが決められているが、タバコ葉の密度や巻きの技術、保存状態によって粗悪品が出回ることがある。良品だけを知っていても「何がいいのか?」本当の意味ではわからない。粗悪品と出会うことで「何が違うのか?」「どこが良いのか?悪いのか?」に気づき、本当の意味で物事の「良し悪し」がわかるようになるのかもしれない。
何が自分にとっての幸せなのかは誰も教えてくれない
年齢を重ねるごとに変化する「幸せの基準」を自ら探し求めるのが人生
誰かが誰かの都合の良いように決めたルールや常識を、別の角度から眺めることも時には必要なのかもしれない。「今しかできないことは何か?」人生は短く貴重な物。
過去の失敗や負の経験に囚われず行動することで、人としての厚みが増し、心の余裕が出てくる。良い経験も試練も波動の合わない人との出会いも全て「必然」で必要な事。誰かのようになりたいという幼稚な発想で、誰かの心地よい場所に土足で入ることで優越感を感じていても本質的に豊かにはなれない。
カウンター越しに見る色気を纏った光景。
グラスを置く手元、絡み合う視線、シガーに火をつける所作、
シェイカーを振る音や笑い声…
そんな時間の過ごし方が、Barで培ってきた時間の先にあるのかもしれない。ゆっくりとあの頃を振り返り、その時に見た景色、感じたシガーの薫り、出会った人の温もり、触れた物の感覚、初めて飲んだカクテルの味わいを思い出す。
バーカウンターで感じてきたことがこれからも
自分を磨き上げていく
ライフステージによって変わる「幸せの基準」の変化を楽しみながら 人生のアジェンダを書き記すことで後悔のない、 本当の意味で「豊かな」人生を満喫できるのかもしれない。金谷鮮治がそう生き抜いたように。自分と向き合う時間にショコラと嗜好品が癒しと高揚感を与え、貴方が自分自身の虜になれる、魅力的な自分でいられますように..